相当期待してた作品ですけどその期待の更に何倍も面白かったです
映像面でもシナリオ面でも音楽も完成度凄まじい
改めて2023年公開作品の豊作さに驚かされますね
犬神家の一族のパロディ的シナリオ展開から始まり間口を広げそこから妖怪、幽霊の世界へとダイブさせていく一見さんにも優しい作りが良いですしその中で行われる人々のえげつない人間関係に完膚なきまでやられました
戦争や家系の事をめちゃくちゃ考えさせられるのにプラスでアクションが節目節目で展開されます
隙がなさすぎるだろ
これが胸糞MAXだよねと5回思った
どうしたら観客が苦しい気持ちになるか、という発想で書いたとしか思えない邪悪な展開の数々は個人的脚本賞です
咳がすごく嫌な生理現象だなと改めて思いました
人怖なストーリーラインではあるんですが妖怪ってのは許容できない苦しみや痛みや恐怖のメタファーというか擬人化というかですからそれを人は怖いんだ、戦争だってなんだって人の誰かが起こしてるんだって突きつける脚本は平和ボケ(あんまり使いたくない言葉だけど)してる僕たちにはちょうど良いバランスだと思います
メタファーをメタファーと読み取れなかったらそんな存在なんの意味もないもん
つくづく劇場で観てよかった…
そう思わせてくれる良い映画です！
外の人が来たってみんな言ってた、ってセリフ
怖すぎだろ！！！！！！！
