パン

西成ゴローの四億円のパンのレビュー・感想・評価

西成ゴローの四億円(2021年製作の映画)
3.2
”ひとくず”と同じく主演、脚本、監督を上西雄大監督が担当している。
全部一人でやってるのは凄い。 
だが本作は"ひとくず"のような超真面目な感動路線作品とはかなり異なる映画だ。

日雇い労働者の主人公が娘の心臓移植費用、4億円を稼ぐためにリスキーで稼げる仕事を請け負い目標額の達成を目指すというストーリーだ。

なんか生活保護貰いながら西成で日雇い労働する人生も楽しそうっちゃ楽しそうだな。毎日一生懸命生きてるって感じがしてさ… 
逃亡中の犯罪者とかいっぱいいるんだろうな。
あの市橋達也もここにいたんだったっけ? 
危険な場所好きな俺としては一度西成に行ってみたい(普通に観光として)

この映画の問題点としてお金の表が出てくる演出うざい。
流石にしつこいし効果音もでかすぎる。 
ボリュームバランスが悪くて効果音とセリフの音量が全然合ってない。
セリフを丁度良い音量にすると効果音がでかすぎる。
ボリュームバランスはどうか修正して欲しかったな。

今回の脚本はスマホの広告に出てくる無料漫画みたいなストーリーだなと思った。
正直これ2本作るほどの作品なの?
続編はあるようだがあまり観る気になれんかった
アクションもどこか軽くてもっさりしてる。

でも主人公の素性は意外だった。
ちょっと韓国映画なんかにありそうな設定だね。
日本ってスパイブーム?
スパイファミリーとか龍が如く7とか…
一応日本にも諜報機関に近しいものはあるにはあるが、映画のようなスパイ組織ではないと思う。

焼き肉のシーン美味そうだったり街や人の雰囲気は良かった。
会話自体も自然。つまりセリフ自体は悪くない。
でもダメな箇所が目立ちすぎる。
ひとくずが大好きな映画だったからこちらも期待したが期待通りとまではいかなかったかな。
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