ディーン・フジオカが主演するフジテレビ系月9ドラマ『シャーロック アントールドストーリー』の劇場版。
元精神科医の若宮(岩田剛典)と犯罪捜査コンサルタントの獅子雄(ディーン・フジオカ)は資産家の蓮壁(西村まさ彦)から娘の誘拐事件を解決してほしいと依頼を受ける。しかしビデオ通話で依頼人から話を聞いている最中に依頼人が変死してしまう。
連続ドラマはアーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズの"語られざる事件"を描いたものだった。つまりホームズはこんな事件を解決したと原作で一言だけ出てくる事件を、想像を膨らませて現代日本に置き換えこんな事件だったのではないかと描いたものである。
映画版は一転して原作の長編『バスカヴィル家の犬』と同じタイトルである。
『バスカヴィル家の犬』を現代日本に置き換えたものかと思ったが、実際にはアーサー・コナン・ドイルの『バスカヴィル家の犬』はあくまで原案であり、いくつかのモチーフは引き継いでいるもののストーリー自体は完全に新規のものだった。