トン

シモーネ・バイルズ -金メダルへの道-のトンのレビュー・感想・評価

3.6
いつもは「ふ〜んそうなんだ」と、ぬるい気持ちで観てしまう有名人伝記映画?も、リアタイである程度知っている人物の話だとこんなに面白いものなんですね!(といっても、私はコモワ選手推しだったのでロンドン五輪辺りまでしか真剣に見てなかったけど。)

今作はバイルズ選手の幼少期からリオ五輪までの道のりが描かれている。
当たり前っちゃ当たり前だけど、どんなに天才と言われるアスリートでも我々が知らない色んな苦悩を乗り越えて輝かしい成績を残しているのだなと。中でも、普通の青春を楽しむ友人を羨ましそうにしていた場面が結構印象に残っている。アスリートならそのくらいの犠牲は当たり前と思われるかもしれないけど、努力だけではどうすることもできない女子体操の選手生命の短さを考えると、なんだか切なかった。
でも、家族が常にポジティブな言葉を彼女にかけ,支えていた事実を知れたことはよかったし全体的に明るい作品だったので◎


ちなみにー
彼女の東京五輪の裏側はいつか映画化するのかしら。、、するだろうな。色んなスポーツを観るファンとしては結構な衝撃だったし、純粋に詳細が気になる。
まあどうであれ本人が今幸せでいてくれることが一番じゃ。
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