すごい衝撃だった。
長い小説の合間にある丁寧に描かれた挿絵を観ているような感覚。
まさに完璧に小説を映画化できている。
完璧すぎる映画だった、私にとって。
こんなに完璧で出来上がってる映画ある…?
放心状態になって、もう他のどんな映画を観ても心に刺さらないんじゃないかと不安になったくらいだった。
そのくらい私に刺さった。
いや私の性癖に刺さった、どストライクだった。
こんなに私好みの演出と結末があるの…?震える、震える…
ここまで言う理由のほぼ全てはユアン・マクレガーただ1人にあります。
彼の役、演技が、もう、もう凄すぎた。
映画全体の演出も、彼に対しての演出もとにかく良すぎた。
このユアン・マクレガーの顔見ただけで懺悔したくなるあまりの天使具合。頭上がらない。
重要なシーンごとに、本当に宗教画の様な画角と雰囲気と演出と視覚効果がなされている。
私が今まで素晴らしいと思ってきた映画たちを軽く超えてきて私の中のトップを易々と塗り替えていった衝撃の映画。
本当によく言うように鈍器で頭を殴られた感覚。
そこには衝撃と感嘆しかない。
言語化が上手くできない。
とにかく素晴らしいと言わせて欲しい。