金ロー録画で視聴。フランス映画「エール」のリメイク。
2021年アカデミー賞受賞作。
家族の中でたった⼀⼈“聴者”である少⼥・ルビーは、「歌うこと」を夢みた。そして、彼⼥が振り絞った⼀歩踏み出す勇気が、愉快で厄介な家族も、抱えた問題もすべてを⼒に変えていくー。
リメイク元「エール」は視聴済みで、傑作なのだが、本作はそれを超える傑作となった。
「エール」では一人だった歌唱を、デュエットにすることで定番である「恋愛」の場面を描くことに成功した。男女２人が部屋で向かい合って、そして背中合わせで歌うシーンはとても官能的だ。
「エール」でも描かれたヤングケアラー問題にもさらに踏み込んで描かれていて好感が持てた。
それと手話。手話でものすごく喋るので、とても楽しい。音楽もふんだんに使われていて、本作が「音と声」の映画なのだとよくわかる。
アカデミー賞も納得の素晴らしい作品。
