このレビューはネタバレを含みます
乙骨憂太と折本里香、五条悟と夏油傑。それぞれの"呪い"という名の"純愛"を観せられてきました。
乙骨くんはとことん優しい分、仲間が傷付けられることを起爆剤とした強さは圧巻。
里香ちゃんという後ろ盾が無くても、時に残酷に感じるほど"特級呪術師"の実力を発揮する姿は鳥肌立つレベルでカッコいい。
声優が緒方恵美さんということもあって、まるで碇シンジに見えることも多々ありますが、それを覆すくらいちゃんと乙骨憂太の個性が出ていて、演じてる緒方さんも素晴らしかった。
最初から最後まで特級過呪怨霊としての里香ちゃんが素晴らしい。特に呪力制限から解放された時の里香ちゃんは最高です。
「大大大大大大好き！」の叫びに泣きます。
かつて親友であった五条と夏油の因縁もここで決着がつくのですが…正直、夏油の抱えていたものとか、そこに至るまでの原作のエピソードを考えてしまうと、対峙してるだけで泣けてきます。友情という名の純愛な気がしてならないのです。お互いを呪って囚われてしまうぐらいの。
その後、1番最後に五条が「僕の親友だよ」と乙骨くんへ語りかけるシーンに号泣。
実地試験や百鬼夜行、乙骨くんの対夏油戦などのアクションシーンも申し分ない迫力がありました。
序盤のストーリーがやや走り気味な気がしましたが、そんなの気にならないぐらい面白かったです。
2022年の映画初めにこんな素敵なラブストーリーが見られるなんて思いもしなかった！
