だいすま

東京自転車節のだいすまのレビュー・感想・評価

東京自転車節(2021年製作の映画)
3.8
映画大学を出たものの、郷里の甲府でバイト生活をしていた主人公。コロナの影響で仕事が無くなり奨学金を返すアテも無くなったので、やむなく上京してウーバーイーツで出稼ぎを始める。ささてはてどんな仕事で上手く行くのだろうか…

という、個人的にはウーバーイーツの実態にも興味があったし、本当に出稼ぎは成立するのか?とやや疑義もあったため、大変興味深く鑑賞した。

感想としては、手っ取り早く仕事にありつけるが時給換算するとやはり心許ない。副業なら良いかもしれないが本業だとかなり辛いだろう。
本作は2020年4月終わりから始まっていて、正に国民一同コロナを一番恐れていた時期でありウーバーイーツが街に溢れていたように思う。
そういえば今はあまり見かけなくなったかも?
おばあちゃんに「大丈夫、俺は稼いでるから」と嘘をついたシーンが切なかった。

ひょんなことから本作を制作した主人公。本経験も糧にして、これからも面白い作品を出して頂きたい。
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