ピンフまんがん

ひまわりのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

ひまわり(1970年製作の映画)
4.2
これは日本でも人気があったようで、なんかイタリア映画というくだりではあるものの実際には旧ソ連がロケ地。ストーリーの展開が凄いし、けっこうサクサクと進んでいって飽きが来ることはない。この一見乱雑模様のスピーディな感じがむしろ心地よい。よく見たら大女優大俳優にデ・シーカの作品だったのか。さらにマンシーニのこの音楽!!まあお互い結婚したら、もう青春の思い出だよねって感じなんだけど、それでもなお涙を誘ってしまう。。。ソ連の社会主義体制の(冷戦時代の)むさ苦しさと〝ひまわり〟の美しさの対比もまた哀愁を誘う。現代ではこんな何年も追い続けている女性っていないのでは?といいながらも最後はキッチリと男のほうが未練がましくなる心理も微妙にいいところをついてくる。でもお互いしっかりとお別れのけじめをする。最後にあの音楽。う~んやっぱり感動の作品ですね。