犬飼

いけばなの犬飼のレビュー・感想・評価

いけばな(1956年製作の映画)
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大学で受けていた講義の先生が、勅使河原宏のレア短編上映会を開催されたので見に行ってきました。

後の『他人の顔』や『砂の女』といった諸々の傑作を思わせる要素がふんだんに盛り込まれた内容で、父・蒼風によって創始されたいけばな草月流のドキュメントという位置づけの映像ながら、すでに勅使河原の強烈な作家性も表れている作品でした。

同時上映された17分の短編『フィルム・モザイク』も、豊かな詩情を感じさせる作品でした。
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