原作は、あらゆるスタイルで映画化できたと思う。で、難解な方に振り切ったなーというのが感想。
でも、小説の長年のファンとしてはそれでよかった(←自分の好みにフィットしたかどうかは別)。
わかりやすく記号化された感動物語にされたらショックで立ち直れなかったと思う。
よしもと氏の小説では食べ物、食べるという行為、調理する事にいつも深い意味が込められていて、この映画の中でもそのポイントについて丁寧に描いてくれていたことも嬉しかった。
【以下ネタバレ】
個人的には、原作終盤、ゆみこが柊の部屋に制服を取りに忍び込んできたことを語る場面がとても好きだったので、それについては少し残念。
気付けば
原作読んでから33年!
川のように流れていったわけか(泣)