ロードムービーというほどにはストーリーもなく、なんとなく「僕」の心境が語られる。淡々としているが温かく、なんともまったりとした年末の気分にはマッチしている。
ダイナーやカフェ、屋台、家のキッチンからてきぱきと出される料理がなんとも美味しそう。アメリカンダイナーのワンプレートがあまりに印象的で、レトロなストーンウェアの大皿をポチッと購入してしまった。目玉焼き2つにカリッとしたベーコン、奥には(たぶん)キャベツ、そして斜めに切られた少し焦げ目の強いトースト。大皿が届いたら、すぐに真似してつくってみよう。
ああ、なんか、深夜特急を読み直したい気分になってきた。旅に出て、現地の空気の中でご飯を食べたいのだな、きっと。来年は、どこか遠くへ行こうか。