あおよ

死霊のはらわた ライジングのあおよのレビュー・感想・評価

3.5
「死霊のはらわた」
地震により住むマンションに地下があることを発見する。恐る恐るその中に入ると謎のレコードと本を発見する。そのレコードを流すと………1981年死霊のはらわたを現代リメイク!
現代に寄せすぎて死霊のはらわたなのかと言われると雰囲気がまた変わってきますが、ホラーとしては楽しい。

山小屋で嵐が丘読んでるのがなんか時代を感じました。古さと過去作を思い出すような感じ。流れていくようなカメラワークから始まるオープニング。でもそこにはドローンがあって新しい技術も紛れています。
そしてオープニングから1日前のとある家族の住むアパートへと話は移ります。[元凶ですね]
母親がさっそく乗り移られ、家族は壊れていってしまいます。
ドアの覗き穴から見る廊下の世界はまさに地獄。廊下に出ても地獄のような光景がつづき、アパートそのものは地獄と化していってしまいます。
エレベーターの着く音からドアが開くと大量の血が流れ出す。これは紛れもなくシャイニングオマージュ。
シャイニングやらエクソシストなどのオマージュって何かと見る。ましてやこう大々的にやるとより驚かない。さりげなくやってて気づいた時の方がやっぱすごいなって思うな
演出としては面白い、すごいんだけどバカっぽさが強すぎてって感じです。
このバカっぽさが気持ち悪さをより増させてるのかな。バカっぽさや気持ち悪い、グロいってのは死霊のはらわたっぽい。
母親のお腹に手を入れる。するとエレベーターが到着し大量の血とともに家族を産む。そのワンシーンは「出産」のような何かを感じる。そして家族は物理的に一つになる。パッケージのそのままに
このクリーチャーのような怪物は映画観てきた中でかなりベスト級に気持ち悪い
あおよ

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