2006年の作品。17年前。
当時の小林聡美さんは41歳、片桐はいりさん43歳、もたいまさこさん54歳。
小林聡美さんは、こんなに華奢できれいな人だったのかと驚き。細かい柄や薄い色の繊細なシャツやブラウスがとても似合う。
もたいさんは、最初に着ていたクラシックなブラウスだと60歳くらいに見えるが、マリメッコの服を着始めると、ぐっと垢抜けてアートっぽく見える。髪型・メイク＿メガネなどは何も変わらないのに。
片桐さんは、だんとつで若く見えるので30代後半かなと思ったら、なんと43歳だった。やっぱりTシャツやジーパンをボーイズっぽく着ると、とてもカジュアルで若々しい感じになるのね。
フィンランドのおばさまがたのファッションが見ていてとても楽しい。特に、最初に店内を睨みつけていたおばさまは、ねずみ色っぽい服と黒いオーラを脱いで、胸元の開いた花柄の赤ワンピースを着た途端に、「ああ、女優さんなんだな」というオーラが溢れ出た。やっぱり女性は歳を取るに連れて、華やかで美しいものを着る方がいいと思う。変な露出は悪趣味だが、デコルテや手首などは出した方がきれい。
女性が歳を取ることについて、とても学びのある映画。
あと、俄然、料理をしたくなる。しかも丁寧に。
また、お皿もいいものを揃えたくなる。
何度観てもいい映画だ。前向きで清々しい気持ちで満たされる。
