喜代蔵(長門裕之)がみんなに可愛がられ過ぎ。久慈あさみに子供のように駄々をこねたかと思ったら、次は赤ん坊に還ってみんなに抱っこされてる(ただ喜代蔵とのやり取りで次郎長への想いが露わになるところの久慈あさみの芝居は素晴らしい)。
次郎長一家がフグの毒に当たってフラフラしながら座ってるところ、寄生獣みたいにそれぞれがバラバラの向きで座ってて凄い。次郎長がとうとう泣いたらみんなゾンビみたいに這い寄っていくのもまた異様な芝居。
復讐だろうが抗争だろうが「祭り」にしてしまうのがこのシリーズのいいところ。でかいまな板担いでわっしょいわっしょい。ちょいやり過ぎな気もするが。