ポチッとなあ

リバー・ランズ・スルー・イットのポチッとなあのレビュー・感想・評価

3.5
1992年公開。1910年代のアメリカ、モンタナの田舎で牧師の家で生まれた兄弟は、牧師である父にフライフィッシングを教わる。大学に進むため故郷を離れた兄と、地元の新聞記者になりポーカー賭博に溺れてゆく弟。
最初のうちはどんな劇的な展開が起こるのかと観ていたが、自然の中で変わらない風景とともに淡々と時は過ぎてゆく。人は変わってゆくが、川はこれまで通り流れ、岩は川の流れを受け、ニジマスは本能のままに泳いでいる。静かな映画なのに、なぜか退屈せずに見入ってしまった124分。