鰹よろし

ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウンの鰹よろしのレビュー・感想・評価

2.5
 人々が略奪や暴動に奔る終末世界において、正義の味方であり秩序を重んじる警察官(刑事)を主人公に配置している。彼は常日頃から悪に奔る人間を目にしていながら、いや更生してきた人間たちを目にしてきたからこそ性善説を信じている人間である。

 終末世界においてもそれは変わらないのだと“信じたい”男を、見舞われる悪との境界線として機能させ、元カノ今カノ問題...父娘の不和...敵対する前科持ちの娘の彼氏...との葛藤(絶望)と確信(希望)のエピソードを通して、人間の本質(強さと弱さ...善と悪...)を見つめるお話に落とし込んでいるのは面白かった。

 太陽系のバランスと家族の絆の物語の同期はロマンチックではあるが、それにより今カノが蔑ろにされる件はちょっとなぁ~...「ツイスター」(1996) が過ったよ。

 「サイレント・ワールド セカンド・アイスエイジ」(2006) の嫌味な上司が同じ役柄で出てるよ。あちらは氷漬けで、こちらは丸焦げ。散々だな・・・


「ツイスター」(1996)...「アルマゲドン2008」(2007)...「アルマゲドン2009」(2009)...「HELL」(2011)...「アルマゲドン2014」(2014)...「アースフォール」(2015)...「不能犯」(2018)...
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