かなめろん

流浪の月のかなめろんのレビュー・感想・評価

流浪の月(2022年製作の映画)
3.8
家に帰りたくない小学生の更紗を自宅に2ヶ月住まわせた大学生の文。誘拐犯と被害者になった2人が15年後、再会するお話。

静かながらにも壮絶で、観てるこちらも心をえぐられる作品だった😨
ロリコン、変態、可哀想。当事者にしか真実は分からないのに、周りの人間は見たいものしか見ない。
ただ傷つき傷つけられる社会から支え合っていただけなのに、誰も理解しない。
作品が当事者目線で描かれるから実情がわかるけど、序盤は危険だ⚠️って思わず思ったし、ストックホルム症候群だ!とも思った😅でも実際は大半がロリコンからの犯行だから、やっぱり疑ってしまうのも仕方ない。

俳優さんたちはかなり難しい役なのに、素晴らしかった👏✨横浜流星なんて、あの好青年はどこへ?なくらいのひどい奴。嫌いになってしまいそうなのはわかる!
松阪桃李の覇気のない死んだ魚の目をした難しい役どころ。李相日監督作品は感情描写がやはり凄まじい。
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