HAYATO

ARGYLLE/アーガイルのHAYATOのネタバレレビュー・内容・結末

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2024年87本目
Apple Original
我が最愛のスパイ映画『キングスマン』シリーズのマシュー・ボーン監督最新作
人気スパイ小説の著者で愛猫家のエリーは、自身の小説の内容が現実に進行している陰謀に似すぎていることが発覚し、組織から命を狙われることになってしまう。
『ワンダーウーマン』のジェイソン・フックスが脚本を執筆。出演は、『コードネーム U.N.C.L.E.』のヘンリー・角ガヴィル、『ジュラシック・ワールド』のブライス・ダラス・ハワード、『ジョジョ・ラビット』のサム・ロックウェル、『ブレイキング・バッド』のブライアン・クランストン、『バービー』のデュア・リパ、『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ、『ホーム・アローン』のキャサリン・オハラ、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のジョン・シナ、『マーベルズ』のサミュエル・L・ジャクソンら。残念ながらアタック西本さんは本編には登場せず。プロモーションからてっきりヘンリー・カヴィルの主演なのかと思っていたけど、それほど登場場面は多くなく、ほぼブライス・ダラス・ハワードとサム・ロックウェルのW主演。ヘンリー・カヴィルもっと見たかった。
現実と虚構が入り乱れるような設定が面白く、エリーの脳内の困惑それ自体が伏線になっているのはお見事で、あっと驚く意外な展開がいくつも。
無論、1番期待して挑んだアクションシークエンスは、マシュー・ヴォーンらしさ全開であり、いつも通り音楽を効果的に使いつつ、カラフルなスモークの中でダンスしながら銃撃戦を繰り広げたり、靴にナイフをぶっ刺して原油の上でスケートしたりと、とにかくぶっ飛んだ演出に釘付けになると共に、度々マシュー・ヴォーンとタッグを組んだスタント・コーディネーターで、2021年に亡くなったブラッドリー・ジェームズ・アランへの最大限の敬意を感じられた。あまりにぶっ飛び過ぎて苦手な人もいるかもしれないけど、個人的にはマシュー・ヴォーンのアクションに現実味なんて求めてないのでこれで良いのですが、合成感強めな映像が多かったはちょっぴり残念。
本作は3部作構想の1作目であることや、ポストクレジットでは本作が『キングスマン』シリーズとシェアードユニバースであることを仄めかすサプライズがあったので、これからどうなっていくのかが楽しみ。サミュエル・L・ジャクソンは既に『キングスマン』でヴィランを演じちゃったけど、そこはどうするんだろうか。双子?変異体?スクラル人?
エンドロールで流れるアリアナ・デボーズ、ボーイ・ジョージ、ナイル・ロジャースによる“Electric Energy”が最高!キャッチーすぎて頭から離れないし、MVでキャストがノリノリで口ずさむ様子を見ていると踊りたくなっちゃう。(https://youtu.be/9UEJSbN3PWU?si=v0ZOetoTp8wUiHlh)
HAYATO

HAYATO