トシ

ARGYLLE/アーガイルのトシのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.0

マシュー・ボーン監督の新作ですが、iTunes Storeで無料配信されていたのを見つけて観賞しました。マシュー・ボーン監督は、「キック・アス(10)」との出会いが衝撃的で、その後の「キングスメン(15, 17, 21)」も面白かったですよね。このシリーズ、その後はどうなってるのか気になりますよね。

「キングスマン」シリーズが落ちついてない中での新作ということで、なんかモヤモヤした気持ちもありながら、こちらを観賞しました。これもやっぱりスパイアクションもの。実際のスパイの活躍とスパイ小説作家が織りなす展開にちょっと戸惑うのですが、構造が飲み込めてからはスイスイと進み、楽しめました。

マシュー・ボーン監督なので、スパイものといってもシリアスさよりもコミカルさが売り。そのテイストは過去作からずっと変わらないです。〝んな、アホな!〟という見せ場が爽快なんですね。本作も、主人公の女性小説家の〝ある特技〟がクライマックスに効いていて、〝なんじゃ、コリャ〟と笑えました。

他の映画ブロガーさんも触れておられましたが、小説家役のプライス・ダラス・ハワードのスタイルが、なんかシチュエーションの深刻さを和らげていて、そのギャップが可笑しかったです。でも全体的には既視感に溢れているのも事実で、最初に「キック・アス」を観た時のような衝撃はもう無いんですよねー。

お時間があればどうぞご覧になってみてください!
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