映画武士道

フェイクな彼女 一緒に過ごした冒険の1週間の映画武士道のレビュー・感想・評価

2.5
gyaoの映画の紹介文句に騙されて見てしまった!
「王道なプロットながら、ヒロインと妹との姉妹愛や、家族愛が濃密な家庭に育った男性の葛藤や悩みなどを織り交ぜ展開される珠玉作。」

これは完全に嘘です。

ケータリング会社を起業した妹のために隣に住む大企業のイケメン御曹司から仕事をもらう代償として姉に結婚相手をあてがわれるのにうんざりした御曹司に1週間の偽の恋人役を務めるように言われた主人公のヒロインとの恋愛を描いた作品。
まあ、一時期少女漫画で多かった契約恋愛から本当の恋に発展するプロットですね!
それはいいんですけど、とりあえず言えることはみんないい人なんですよね。
御曹司の金持ち家族の人たち全員いい人。会長のパパもいい人。姉もいい人。その旦那もいい人。恋のライバルである御曹司の元カノもいい人。
恋の相手の御曹司もいい人。
つまり、終盤までトラブルがほぼありません。唯一起きたトラブルは洪水の影響でケータリング会社(妹がやってるケータリング会社とは別の会社)がイベント当日に配達できない!ってことになり料理研究家の主人公ヒロインと妹が徹夜で準備して間に合わせる。というくらい。
全員いい人なので恋のトラブルや資産家一家にありがちないじめ。恋のライバルとのバトルなどは一切発生しません。
特に何の障害もなく相思相愛になるので見た感想は「あ・・・なんだろう・・・おめでとうございます」としか出てきませんでした。
やっぱ恋愛ものにトラブルは必要だし恋のライバルが全然頑張らないのダメなんだなあ。って思いました。
でも現実でこれくらい問題なく恋が発展したら最高です。

あとさらに言うなら少女漫画でありがちな見た目もそれなりで、性格もそれなりの主人公ですが。特に相手のイケメン御曹司が惚れる要素が特になく・・・なんでめちゃくちゃ美人の元カノを捨ててこの主人公を選んだの?って思いました。
こういうことをやるなら、見た目普通だけど好きになっちゃうようなイベントを入れるか、少女漫画の業界用語「おもしれー女」的なことを挟んでください。
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