2017年のTV映画、ブラッドフォード・メイ監督によるファミリー・ドラマ。
アメリカ合衆国にお住いの方々は、このような富裕層や有能な専門家たちが繰り広げるお先丸見えのサクセスストーリーに快哉の声を上げられるのでしょうか。
視聴者層が相当、限定されるのではなかろうかと要らぬ心配をしてしまいました。いえ、確かに、国内外で発生している様々な社会問題から目を転じて、夢物語に耽溺したいときもございますね、はい、分かります。
率直に申し上げましてワタクシ、全編通してそれなりに楽しませていただきました。
主人公サラの妹でケータリングサービス会社を経営している妹モリーを演じられたサバンナ・ジェイドさんがとりわけ魅力的でございました。"IMDb"さまのウェブサイトにそのお写真がなかったのが残念です。
原題は"Sisters of the Groom"、直訳すると「新郎の姉妹」。無論これでは訴求力に欠けるのは理解できますが、邦題は何と『フェイクな彼女 一緒に過ごした冒険の1週間』。
「フェイクな彼女」って何ですのん、そんなに「冒険」しましたかいな、なんて思いつつ、この邦題自体が相当「冒険」しておりますね、といった印象でございます。
