ちろる

階段のちろるのレビュー・感想・評価

階段(2019年製作の映画)
3.8
モンゴルの家庭を描いた映画って珍しくて、そういう意味でもとても貴重な作品だけど、それでなくても泣ける。
妹のお兄ちゃんへの愛がとても純粋で。

車椅子のお兄ちゃんの視点から描かれてるお話ですが、感動ポルノではなくて、歩けない事に卑屈にならず、障害がある事に甘えず、自分ができることを見つけ出すのの兄の姿勢にもとても学ばされます。

一見キツそうに見える美容学校の女性もなんだかんだ言って優しい。
私も障害ではないけど、歩けない事が続いて車椅子を使った事があるけど、その時初めて世の中は本当にバリアフリーな場所は少ないってことを実感しました。
世の中がどうかバリアフリーの環境が整い、全ての人が平等に色々なことを享受できますように。

エンディングロールの映像ではダウン症?のような男性たちが映画作りに参加しているように見えた。なんかとても優しい視点の作品だったのはこのせいもあるのかもね。
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