旧シリーズ未履修ですが問題なく楽しめました。運命の子である主人公のシーザーが生まれた事をきっかけに新しい人類(猿たち)が誕生し、旧人類である人間が今後淘汰されていくと考えると旧約聖書を読んでいるかのような面白さがあります。
シーザー達猿が本能だけで生きる獣ではなく知能と思慮を持った存在である事をかなり丁寧に描写しており、戦意のない敵を無闇に殺さず拘束したり父役である人間主人公との愛情・考えの相違・別離をわかりやすく描いていたり感心する点が多かったです。
またそれらのドラマを経た上での後半の闘争のカタルシスもよく、引き込まれるように見てしまいました。
映画としてとにかくよく出来ており見やすかったので人におすすめしやすい1本だと思います。