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犬と私の10の約束のYOKのレビュー・感想・評価

犬と私の10の約束(2008年製作の映画)
3.0
最初の動物学者の文がいい。「神を最初に人間を作った。所があまりにも人間が弱っちいから犬を作って与えた」的なやつ。ありがとう神、犬を与えてくれて。

どちらかと言えば犬派(パピヨンが世界で一番好き)な私。昔々に「犬と私の10の約束」の本を読んで大号泣して飼い犬(パピヨン)を抱きしめてギャン泣きしたらめっちゃ嫌がられて唸られたあの日が懐かしい。

お母さんが「犬に飼うにあたっての十戒」をわかりやすく伝えてくれているのに、あっという間に破るの酷すぎね?って感じ。特に星くん家、ソックス預かってるのに放ったらかしでパリに行っちゃうの何?連絡しとけよ!!!!!!(激怒)
迎えに行った主人公一家もまずソックスにごめんなさいだろ!!!!!(大激怒)

自分も子供時代に犬を飼っていたので、学校とかバイトとかで世界が広がって行けば行くほど愛犬のこと蔑ろにしちゃってたのを思い出して、申し訳ない気持ちになった。

ってか、思っていた以上にあかりと星くんの恋愛模様がメインの話で「え?ソックスは!?」ってな立派だった。もっとソックスとあかりのハートフルなストーリーかと思ってたから、うーん、なんか残念。アオハル映画かよー。

思ったより犬と関わるシーンが少なく感じたせいか、全然泣けなかった。それどころかちょこちょこ豊川悦司に笑ってしまった。可愛いパパでとても素敵。

1から100までソックスが可愛い映画だった。
あと昔めっちゃ好きだった池脇千鶴ちゃんを久々に見れてハッピーだった。私がババァのことしめてやるよ!の一言がかっこよすぎた。

元も子もないことを言うけど、この映画無理に犬の十戒を絡めないで作った方が良かったのでは…なんか、なぁ…ううん。

なんか思ってた映画と違った。しょんぼり。
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