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THE FIRST SLAM DUNKのZooのレビュー・感想・評価

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)
4.8
井上雄彦ありがとうとなる作品

初めて映画観てから2日後にもう一回観たくなって2回目に行った作品は初めて

まさしく映画館で観るべき映画で、BGMがかかるタイミングも完璧でIMAXでみてほんまに良かった

公開前は声優交代や3Dアニメーションで期待薄だったが、観たら感動の嵐

序盤や途中は3Dアニメーションの違和感があったが、最初の線画からの山王が階段から
降りてくるところ、そして花道のアリウープから映画に没入させられ、最後まで一瞬だった

モーションキャプチャーによる圧倒的にリアルなバスケシーンが圧巻で、ゾーンプレスの圧迫による絶望感がひしひしと伝わるなど本物の試合を見ているかのような臨場感
さらに宮城の過去のストーリーにフォーカスした心理描写がツボすぎる

カットされているとこも多く、知らない人が見たら脳内補完ができず流れがわからんくなりそうなとこも多かったが、漫画読んでると思わず涙してしまう出来の良さ

ラストの時計の針以外の音がミュートされた攻防、からのハイタッチで音が戻ってくる演出は劇場が一体となって呼吸するのも忘れるくらいのシーンで、一生忘れることができない体験やった

終わった後すぐに漫画全巻買ってしまった

2022年初見165作品目

ネトフリできたので4度目の鑑賞

改めて観ると母親の愛情が胸に沁みる
りょーちんが亡くなった兄の重荷に潰れないようにしつつも自分も亡くなったそうたのことを思わずにはいられず、関係性がギクシャクするの切なすぎる

その後亮太が兄を年齢の成長だけでなくメンタルも含めて超えていたというようなシーンからのゾーンプレス克服は本当に泣ける

本試合唯一覚醒イベントがないりょーちんが自力で山王を破るのとそれを踏まえてりょーちんが主役なのはあまりに天才
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