この作品が二部作のうちの二つ目だと知って改めて見た。昔見たはずだけれど、やはり思い出せずに。
憲兵に対する兵士たちの怒りも描かれている。
砂糖があった頃は、あんぱんとかカステラも作ってた。なんでパンなんだよ。肉がなくなってパンがなくなってもまだ来やがった。
「お国のため」に対する疑問をしっかり持っていた人は沢山いた。それでも起きた戦争。止まらなくなる動きを止められるのは、いつまでなんだろうと、その境はどこだろうと、何を間違えてしまったら二の舞になるのか、今を生きながら思っていなきゃならないと思う。
様々な描写がやっぱり、アメリカ視点のものより、しんどい。その理由は「単に自分が日本人だから」というような同胞意識とは程遠いと思う。志願兵でない人たちが、恐怖と悲しみと憎しみと絶望を、自分の中に育てていくのを見る映画。