このレビューはネタバレを含みます
【 恋臨 】
セリフなく、人々の頭の中の声(つまりは心の声)が物語を構成するという展開に痺れた。それを聴いてみると不満や不安な思考(セリフ)ばかり。異性のことや仕事のこと、これからのことなど。どの時代もこればっかり、どの悩みもこればっかり。不変・普遍的な感覚を覚え、どこか安心感を抱いた。
天使が地に降臨し、途端に色付く展開はウレシイきもちになった。色があって、平和で何でもできる世界に生きているということを忘れてはならないと思った。悩みや困難は生まれど、結局この世界は楽園なのだとも思えた。今私たちは自由なのだから。そう考えるとタノシイきもちになる。
地に落ち、恋に落ち、
君と出逢って腑に落ちた。
恋するために、天使が降臨したのである。