このレビューはネタバレを含みます
月1映画倶楽部のモットーはサスペンスかホラーだが、この時期全くないので『余命10年』を鑑賞
卒業式も泣かなかった子供が泣いた映画と知り…どんなものかと思ったが…
主演の2人が上手かった
⚠️ネタバレ注意⚠️
坂口健太郎演じるカズくん
小松菜奈演じるマツリちゃん
同窓会でお互いを再認識
中身は違うけど何か似ているようで通じる何かに惹かれあった2人
出会った頃の自信のなさやモテてない男を演じている坂口健太郎…
30歳とは思えない、劇中での幼さを出していて良かったな
小松菜奈。あの眼に吸い込まれる上に演技も上手い…
全体的に悲しみに包まれていて、いつ泣いてもおかしくは無かったが…
原日出子さん演じるマツリちゃんのお母さんとのシーンで涙腺崩壊
自分が親であるので、親としての見方になってしまい辛かったな
子供が治せない病気だと知ったら…母親は自分のせいだと思う
ごめんなさいとも言えないもどかしさ、空元気に励ますことも出来ない辛さ
せめて、思っていることを言葉にしても良いんだと…
それを伝えることが精一杯の迫真の演技
映画館も原日出子さんとのシーンで啜り泣く声が一気に増えた
10年生きれないのは余命として長いのか短いのか、本当に当人としても難しいが
もし、自分が余命10年だと思えば1分1秒無駄にはできない
って事は今を無駄にしているつもりはないが大切さや重みが足りないな…
生と死の映画を見るたび自分に問うが、明日死んでも後悔しない生き方…
今の私にはまだ分からないな