このレビューはネタバレを含みます
著名な建築家ジェレミーはタクシーで空港に向かう途中、ずぶ濡れの若い女性テセルと相乗りになる。
乗り遅れたジェレミーは次の飛行機を待つ間、自身の設計した空港でテセルの生い立ちである不快・恐怖・愛の話を聞かされる。
不快な話 母と義父と野良猫達とトレーラーハウスで暮らしていたテセル。不味い食事を食べられないで吐き出していたが、猫の餌を貪るように食べる。
恐怖な話 妬んだテセルは人気者の友達を呪い殺す（思い込み？）。
愛な話 家を飛び出したテセルはパリの墓場で出会った女性を２年間探し求める。再会して家に押し掛け、夫の出掛けている間に女性を殺害する。
テセルが殺害したと主張する女性はジェレミーの失踪した妻であったが、失踪したのは２０年前のことでテセルの年齢と整合性がない。
実は妻を殺害したのはジェレミーであり、テセルはジェレミーの作り上げた妄想であった。
自分の罪を責め立てるテセルをモルタルに沈め、２０年前に妻を埋めた空港を後にする。
・不都合な低評価レビューを削除するジェレミー
・ミニチュアに見る不可思議な赤い染み
・テセルの存在を無視する周囲の人々
等で、妄想であることは早い段階で察っせる。けれど、テセルは何故若い女性の姿で現れたかやジェレミーとの生い立ちの共通点など細かい伏線がしっかり用意されているので、物語を引っ張っていく謎が持続していて最後までだれずに見れた。
生まれてきたかもしれない娘の姿、、、( ；∀；)
不快な食事は捉え方・撮り方次第じゃないかな？ジェレミー妻の料理は激まずだったのか。
ほぼ２人だけの演者だけど、役者○。雰囲気○。
「完璧とはーー何も足せない状態ではなく何も削れない状態」
A PERFECT ENEMYってジェレミー？テセル？空港？
ジェレミーは記憶を思い出すことを拒否したのだから「何も足せない状態」のほうがしっくりくる。低評価レビューも削除したし。
掘り起こされたら困るってことで空港のことなのかな？嫁のこと？
