タイトルを見てまさかと思ったけど今回もマラドーナが出てくるのね。もうほんとどんだけ崇拝してんのよ😂
フェリーニにゼフィレッリにレオーネと神々がまだ地上にいた８０年代。神々の快活な語り口とは真逆で陰湿で底意地の悪いソレンティーノのストーリーテリング。映像はただただ素晴らしいんだけどそこだけがどうしても合わないなーって毎回感じてしまう。
巨漢の女性が出てきてもフェリーニだと監督自身がその女性に心の底から欲情しているのがスクリーンから溢れ出ていてある意味微笑ましく目に映るんだけど、ソレンティーノの場合は嘲笑の眼差しが感じられて陰鬱な気持ちにさせられる。今回もただの物体としてしか扱っていないような。
けど、ミューズである叔母や上の階に住む老婦人との甘酸っぱい性体験はめちゃくちゃ情感こもってていいのよ。やっぱ写真と同じで愛情を持った被写体じゃないと魅力的に映らないのかな。
