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パワー・オブ・ザ・ドッグのScriabinのネタバレレビュー・内容・結末

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

Victorian Afterlife にカンピオンの名前が出てきたのでわくわくして見たら、ちょっとこれは……かなり『男性性を可視化する』を思い出したけど、あんまり新しさはなかった。でも好き。『ホモセクシャルの世界史』も読もう。
やはり壁紙は外せない。1904年に死んだブロンコがヴィクトリア朝の産物にしか見えなかった。西部劇だけど、銃でなく鞍が性のメタファー。ということは…?
気になったのはローズの弱さ。そういえばMcCullersの “Domestic Dilemma” も優しい旦那とアル中になる奥さんの話だったけど、こういう女性の弱さって男性では満たされないってことなのかな。どうも兄の存在だけでは説明できないような気がした。そしてキルスティン・ダンスト、過去一で好きかもしれん。めちゃハマってた。
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