みきわめとおる

ジェームズ・ボンドとしてのみきわめとおるのレビュー・感想・評価

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)
4.0
ダニエルクレイグはジェームズボンドとして、その俳優キャリアの半分にあたる15年を過ごした。

新ボンドと発表された際には、ミスキャストだ、金髪のボンドなんてありえないと散々酷評されたが、カジノロワイヤルが公開されたとたん、絶賛に変わった。

スカイフォールの製作過程では、親交のあるサムメンデス監督をプロデューサーに推薦できるほど正真正銘の大スターになっていた。

ダニエルクレイグボンドは、とにかくアクションにリアリティが半端ない。こちらまで痛さが伝わる。実際にロケで何度も骨折した。
悩みも半端ない。ダニエルだからこそ、なし得た新しいボンド像の確立だった。

ノータイムトゥダイを撮了して、ボンドを去る際の彼の言葉は実に感動的。

「自分の出演作も、007ゴールドフィンガー  の一部だと思う。驚きの発見だ。007ドクターノオとも。007死ぬのは奴らだともつながっている。僕は壮大なシリーズの一部にすぎない。こうして振り返ってみると、心からそう感じる。」

ダニエル、この3作特に好きなんかな。
ダニエル、今まで本当にありがとうございました!!