実際に会った話ベースでの映画。
ラストに実際の映像を混じえながら問題提起してる事こそに価値のある作品だと思う。
映画自体は、身重の主人公の身に起こる出来事をわ呪いのせいかそれとも農薬のせいかと騒ぎ立てながらホラーベースで話が進む。
ホラーとして観るには弱すぎるけど、ラストのラストで「え···現実にあったの？」っていう怖さがどっと押し寄せてきて、人間の怖さを痛感できる作品だと思う。これはホラーではなく問題提起作なんだろうな。
だったらホラーベースで作らなくても···と思わなくもないけど、何も悪くないのに勝手な思想で子を奪われ命を奪われた女性たちの怨念とか心の内を表現する一つの方法として選ばれたのだとすると、あながち間違いでもないのかも？
こういう、○○民族が悪い！○○は根絶やしにしてやる！思考で最初に思い出すのはナチスなんだけど、近年でもウイグル民族への人権問題とかがあるので、決して解決した問題では無いわけで、もっと広がってもいい映画だと思う。いかんせんホラーベースにしちゃったのがなぁ、大衆向けでは無いのかもなー！
正直ラストの「これは現実にあった問題です」まで観てようやく価値のある作品だ！と思えたので、見ている最中はなんだこれ？ってなってしまった感は否めない。
でもお勧めはしたい作品！
これが現実にあった話ベースと知って観るか知らずに観るかでだいぶ印象変わるかも。
