『サムワン・インサイド』
原題There's Someone Inside Your House.
製作年2021年。上映時間96分。

ドラマ『ストレンジャー・シングス　未知の世界』のショーン・レヴィと、『死霊館』のジェームズ・ワンが製作を務めたNetflixで独占配信の王道のティーンスラッシャーホラーって感じの作品。
原作は、『There’s Someone Inside Your House』（日本語訳は出版されてなかったと思います）は米国のベストセラーYA(ライトノベル)作家ステファニー・パーキンスの2017年の作品。

オズボーン高校の生徒たちを襲い、犠牲者の暗い秘密を暴く仮面の殺人鬼が出現。
そんな犯人の正体を突き止め、犯行を止めようとする高校生のマカニ(『ウォーキング・デッド』のシドニー・パークが演じる、『モキシー』にも出とった)と仲間たちの姿を描く。
マカニと仲間たちは犯人の正体を突き止め、その犯行を止めることができるのかっ出きるのかっ(二度書く必要あるのかっ)。


今作品は、物語性としてみたら焦点が定まらず10代の遺体を増やすだけ時間を費やしてる、優れたホラーミステリーと比較して、つぎはぎのホラーの風呂敷にしか感じられなかったかな。
模倣ちゃうぞと思わせるために、いくつものギミック(仕掛け)をアチコチ施してる。
犯人のテーマに沿ったコスチューム、アクションセット、
犯人が殺人を犯す理由とか。
そないなギミックや、メッセージ性、そしてトーンに一貫性がなく、
『ヘザーズ』のような高校時代の風刺、
『スクリーム』のようなメタ的なミステリー、
ほんでドラマチックでドラスティックな贖罪の物語を同時に表現しようとしてる。
あまりにもランダムに作られているし、原題タイトルにある
There's Someone Inside Your House.誰かが誰かの家にいる
ちゅう前提・約束でさえ、1回の殺害しか耐えられてない。
そう、ギミックはギミックですらない。
ほんで、キラーが最初の2回の殺害で確立した暗黙のルール、つまり『地元の厄介者は、隠れて悪い人を狙っている』というモン(匂わし)は、ターゲットがまともな人やった場合、3回目の殺害事件で完全に崩壊してるんちゃうかな。
なぜこないなイレギュラーがあるんか。
それは映画全体が不安定だからなんかもしれへん。
ラストのどんでん返しに至るまで、ダラダラとしていて、垂れ流し空虚。
時折、今作品はキャンセル・カルチャー(キャンセル・カルチャー　英語: cancel cultureとは、米国合衆国を中心に全世界に拡大した社会運動の一つ。 著名人の数分前から数十年前の言動を告発し、表舞台から引っ張りだす行動を指している。先の東京オリンピックでも製作陣の退任で聞き耳新しいかな)について何かを言及してるよう感じられるが、本物の過ちを犯した人々が実際の虐待者と一緒にされちまうと、その主張は無に帰してしまう。
今作品は名作ホラーのすべてを手に入れようとしたために失敗した、平坦で混沌としたながれの、
混乱した物語でしかなくなってる。
タイトルのように、誰かが家の中を走り抜ける、同時に教会でも起こる。
そして学校。
そして、トウモロコシの迷路。
父親の一人はは『ヘザース』のような残酷な不動産開発者。
そして保安官代理は『スクリーム』のように容疑者。
ほんで、『エルム街の悪夢』のように、人々はそれぞれの悩みに合った方法で殺される。
全ての要素を盛り込みたいのはわかるけど、そのために物語としての満足感を失っている。
キャッチーで実行可能なギミックを持っていると思わせようとしているんやけど、実際には空虚で満足できない。
ある方向に向かって線路を敷き始めるとすぐに脱線し、話を破棄して全く違うものにしてしまったり、混乱を招くような矛盾したものになってしまったりする。
小生にはどうも嵌まらんかったけど、
個人的にはNetflixやし仕方ないって許せる範囲の作品でした。
辛辣すぎて🙇‍♂️。

『イジメ加害者が作った映画かな？』




【サムワン・インサイド】・・・！！！サモハンキンポーではございませんNetflixよりまたまたあの頃キミは〜若かったぁ〜♪“学園ホラー”が爆誕してしまいました。そうそう来年「スクリーム」の新作やるんですってね。まだまだ成熟手前のティーンフジオカ……には、はやり学園ホラーというのはどこか若々しいというか、フレッシュなスクリームが炸裂する、そこには甘酸っぱい恋愛模様なんてのもあったりして……


“人気者はイジメの加害者であっても許される腐った社会の縮図”をななんと開始数分で見せつけられてしまうという、これはなかなかドイヒーな作品でございますねー。いや百歩譲って「殺人を正当化」するわけではありません。しかしですよ、殺された青年の“悪行”がクラス中に知れ渡り、それでも彼はイイヤツだった、だからみんなで彼の死を哀しもう……まではまだいいんですよ(胸糞悪いが)彼にゲイだと虐められた“被害者”の青年が、その虐めの腹いせに彼を殺したんじゃないかとクラスメートからさらなる虐めを受けてしまうのです！！いやいやちょっと待てよ。お前ら正気か？虐められた方をなんで攻めるんだと。「虐めは“いじめ”であって、“犯罪”ではない。」という認識が？この学園内で既に根付いている証拠ではありませんか？虐めでしょ？殺人よりも軽くない？虐められたくらいで殺人するのってヤバくなーい？っていう雰囲気が学園内で立ち込めるのです。いやこれはのっけからビックリしましたね。そんな認識で話が進んでいくんですもの。いやーマジで見ていて嫌な気分になります。




↓ブログにも感想書きました↓
https://edamamemamade.wixsite.com/edamame-movieimpact

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あらー。
なんだか、やっちまった感。
どうしても90分台の映画が観たくて観たのだが、、、
なんともしょーもないのを見ちゃった感。

ラストと、
伏線の回収、
伏線の秀逸さを磨けば面白かったのに。

なんかいつの間にか物理的な防衛突破できる最高の頭脳の持ち主であろうキラーが、
なぜそんなラスト？
なぜそんな理由？
全くもって、、、

こりゃやっちまったな。

90分台のが観たくても選ぶ必要はある
あらら
まぁこれも一興。