スタジオコロリドの長編アニメーション第3弾。監督は「ペンギン・ハイウェイ」の石田祐康。
老朽化し壊されることが決まった団地。小6の主人公は生まれ育ったその場所に、夏休みのある日忍び込むことになる。ずっとその団地で一緒に過ごしていた女の子、最近ギクシャクした関係になっていた夏芽と会い、謎の少年のっぽの存在を耳にする。するとなぜか彼らは突然大海原を漂うことになり…
「漂流教室」を団地でやるジュブナイルもの。…なのだが、ストーリーは小学生の漂流サバイバルアクションだけで、他に見るべきものがない。夢オチだし。
ただ、小学生向けにはサバイバル部分は十分楽しく作られていると思う。中学生以上には、「映像表現の楽しさ」以外に楽しむべき要素がないのが残念である
