[] 30点
物語性を放棄して徹底した自分語り(的なもの、記憶になし)に花を咲かせ、"ほら？美しいでしょ？"と言わんばかりの映像を紙芝居のように並べながら延々と自慰を見せつける映画祭っぽい映画。こういう映画に日常的に出会ってないのは、君が普段から守りに入ってるからなんじゃないの？それでいいの？という警句として取り敢えず受け取ったが、人生の時間は有限なのでそれでもいいと思います。肝心の"美しい映像"もバイダロフ的に美しい映像なので構図が似通ってて、ふーんって感じだった(私が天邪鬼というのも関係してるかも)。『Mr.ビーン カンヌで大迷惑？！』のウィレム・デフォーがカンヌでドヤ顔で上映する自分語り映画を思い出した。コンペ作品なのに拍手してる人が一人くらいだったのは釜山で観た『Running to the Sky』以来かな。まぁ爆睡して合計10分くらいしか完全覚醒してなかった人に言われたくないと思いますが。
