マーくんパパ

珈琲時光のマーくんパパのレビュー・感想・評価

珈琲時光(2003年製作の映画)
3.8
台湾監督・侯孝賢が小津安二郎生誕100年を記念して日本を舞台に撮ったオマージュ作品。東京で1人自活する女性(一青窈)のさりげない日常を都電、喫茶店、古本屋等の東京点描を織り込みながら描く。「時光」という喫茶店が舞台と思い込んでたけどゆったりくつろげる空間の比喩なんですね。俳優でない一青窈の自然な動きとセリフ、カメラの距離を置き意識させない演出が奏効、日常ドキュメンタリーのような仕草が新鮮。蓮實重彦カメオ出演のエンドロールに気がつき最初から巻き戻し確認するも見つからず→古本店お客で出演も出来が悪すぎて⁈カットされたようです。