なつ

ザクロが遠吠えする頃のなつのレビュー・感想・評価

ザクロが遠吠えする頃(2021年製作の映画)
4.0
緊迫のアフガンから届いた作品。
内戦の最中、働いて家族を支える少年がオーストラリア記者と知り合い、俳優になる夢を叶えようとするが…。
イラン出身の女性監督が隣国の子ども達を活写。(パンフレットより)

実話に基づいた話です。
この言葉の重みに愕然として、震える。

子ども達(特に主人公のイケメン君)の、眩しい笑顔、天真爛漫な振る舞い、無邪気で、でも、したたかに生きる!
少年が新しいスニーカーを買って貰い、目を輝かせてスキップしていた姿が忘れられない。

大人達の勝手な都合で、無関係な民間人、とりわけ子どもが犠牲になるのは我慢ならない。
あまりにもあまりにも無慈悲だ。
夢をもってはいけないのか?
子ども達は、私たちの未来であり希望のはずだ…。

タリバンの圧政からの開放を強調してきたアメリカに、見捨てられたアフガニスタンの今後が心配でたまらない。
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