観た直後に出た感想は「で?」…。アメリカから両親故郷の台湾に渡り、文化的な違いに打ちのめされる主人公。うん、つらいね、大変だね。境遇を嘆く手法としての映画だろうけど、観る側がどう受け取ればいいか釈然としない映画だった。
学校の先生からの虐待の描写とか禍々しいものもあるんだけど、なぜそんなに執拗に見せるのかってところも「ほら、こんな境遇可哀想でしょ?」っていう見せつけにしか見えないし、本当に不快でした。演出が本当にあざとくて嫌い。
あとですね、この映画って終わり方が絶妙に消化不良感があって、自分が「何か見逃しちゃったかな!?」って巻き戻して何度か観たんですど、それでもよくわからないんですよね。
いや、僕の読解力とか理解力の問題なのかもしれませんが、ここ最近観た映画の中でも特に何も残らなかった映画です。
SARSも偶然の産物でしかないし。
〈キャスト〉
リリー(カリーナ・ラム)
フェイ(カイザー・チュアン)
ファンイー(ケイトリン・ファン)
ファンアン(オードリー・リン)
※2022年自宅鑑賞213本目