個人的には圧倒的キャリアハイの出来だと思った。
映像の強さがずっと持続していて、スクリーンへの惹きつけが凄い。
時系列シャッフルに関してはもっと整理できたかもなって気もする。
上映時間の長さは感じなかった。
とはいえ、どこにフォーカスしたいのかはボヤけた感がある。なので単に長いことが良かったとは言いづらい。
実際に原爆が落とされた惨状を映さないことは良いのか、悪いのか。
そこらへんはどうなんだろう。判断に迷う。
原子爆弾の完成までとその罪悪を描くのかと思ってたけどそういうのでもなくて、キリアンマーフィーを主としてRDJと両軸での会話劇中心の描き方だったのも不思議なバランスだったなと思う。
できればIMAXで観たかったものだが、少なくとも劇場で観賞した方がいい作品であるのは確か。