色気も化粧っ気も夢も希望も無いS•ブロックは珍しい。
懲役20年で模範囚として早期の仮出所だから実際収監されていた年数が分からない。
5年ほどは短縮されただろうか?
一応シェアハウスがあてがわれ、仕事も紹介されれば、日常の生活は保証されるが、世知辛い世の中で、セカンドチャンスはあるのだろうか?
日本でも特に軽犯罪の再犯率が高いのは、実社会の日常が収監されていた時よりも厳しいので、手を出す事でもう一つの収監されている日常に戻りたいと思う事もあると思う。
ギリギリで保っていた自制心を、兄貴が嫁に手を出していたことを目の当たりにしたことがトリガーになったのは得心がいく。
だって生まれたばかりの赤ん坊だって自分の子とは確証が持てなくなったのだから。
最後の抱擁が彼女にとって良かった事であってほしいとは思う。
それが唯一の希望だから。
しかし妹との歳の差は、どのぐらいの設定なのだろう?
キリスト教では祈れば神の赦しは得られるはずなのに、人間社会はそれを簡単には赦さない。
撮影場所はVancouverとその近郊。
為替レートで単純に25%はバジェットカットできるから。