涙は出たけど、ティザー広告で感じた期待値は超えてこなかった。これは、安田顕の演技力と素敵な主題歌に対するスコア。全体評価が永遠の0よりも高スコアなのは不思議。
優しさと強さを兼ね備えた山本幡男さんの半生を描いたストーリー自体は、とても素敵だったが、演出や撮影地がチープに見えてしまって（戦時中なのに近代的で人工セット感）感情移入しづらかったのが、期待値を超えてこなかった要因ではある。
永遠の0でも劇場版とドラマ版があり、潤沢な制作費で作られたであろう劇場版は個人的ベスト映画だが、ドラマ版では「同じストーリーなのにここまで感情移入できないものか」とガッカリした感覚があって、今作では同様のものを感じた。
