醜聞(スキャンダル)の作品情報・感想・評価・動画配信

『醜聞(スキャンダル)』に投稿された感想・評価

彦次郎

彦次郎の感想・評価

3.7

タイトルが『醜聞(スキャンダル)』と表示されているところに時代を感じますが内容はマスコミの利潤追求による過剰な報道という現代(2024年6月現在)でも古びていないテーマの社会派人間ドラマです。
話と…

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月影

月影の感想・評価

3.2

これが黒澤明の作品か、と思うような珍しいテーマの映画だった。
人気歌手が知り合ったばかりの画家を旅館の部屋に入れたところを写真に撮られて週刊誌ネタになって、裁判で争うという内容。

三船敏郎主演だが…

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法廷闘争は自作「羅生門」へのステップ、クリスマスの蛍の光を唄う弁護士志村喬は、「生きる」の公務員志村のゴンドラの唄へジャンプした印象が窺える黒澤明監督の社会風刺映画の秀作。週刊誌編集長小沢栄は、事実…

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いわゆる「熱愛記事」というものの馬鹿馬鹿しさ、マスコミへの痛烈な批判に満ちた佳作だが、物語の緩急が弱く黒澤らしいスペクタクルを感じない。テンポ良く展開するものの裁判モノとしては軽快過ぎるか。志村喬の…

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黒澤映画人気ランキングでいつも下位なんだけど、ヒューマニズムに溢れていて後の様々な作品の原型になっていると思う。重要な作品。
せた

せたの感想・評価

3.5

スキャンダルに巻き込まれた人、弁護する人とその家族のお話

「あの人は悪いのではなく、弱いのだ」
真理ですね、肝に銘じます。
それにしても自分の裁判で醜態を晒し続けた弁護士に対して「お星様が生まれ…

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このレビューはネタバレを含みます

1950年。
黒澤明が初めて松竹に招かれメガホンを取った作品。
脚本は「野良犬(49)」と同じく菊島隆三との共著。
新進気鋭の画家・青江(三船敏郎)と美しい声楽家・西條(山口淑子)が偶然出遭ったとこ…

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レュー

レューの感想・評価

3.6

マスコミの醜悪さを描いた作品かと思いきや、人間の弱さ、醜さ、そして美しさを描いたヒューマンドラマ。これが後の名作「生きる」につながていく感じだろうか。どうしようもなく弱くて落ちぶれた親父がほんのちょ…

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bbdb

bbdbの感想・評価

4.5
現代では私生活を論って喜ぶという好ましからん風潮が蔓延している。
幸福な人を不幸にすることはなかなか面白いことらしい。
本当みんないいこと言う
クリスマスの日、よかった

黒澤明が次に医者刑事の次に仕掛けるのは裁判劇

志村喬の演技が凄かった。今までのどの作品とも違う演じ方と喋り方をしていて、主人公たちの弁護士になるのだが裏切るシーンはとても虚しく悲しそうな表情をして…

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