ジャパニーズ先住民さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジャパニーズ先住民

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氷の微笑(1992年製作の映画)

2.0

私が愛する『別れる決心』の類似作品として名前が挙がっていたので鑑賞。
想像以上のハードコアに面食らいながら血気盛んな頃に画面に釘付けになった今はよぼよぼ紳士達が詰めかけていて私はなんだか優しい気持ちに
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

目につくセルフオマージュ言い換えれば長年同じことをやっているつまり作家性を感じる要するに遺作であって欲しい。『千と千尋』より後は作家的空想に旅立ってしまった。ありがとうさようなら。

Pearl パール(2022年製作の映画)

1.0

タイ・ウェスト監督初見。

クラシカルな映画へのオマージュが散見される。筆頭はヒッチコックだろうがヒッチは意味のない長回しはしない。でも必要とあれば長回しは厭わない。つまりこの監督とは正反対。表面だけ
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.0

丸腰のトム。
銃に頼らないからこそ破格なガジェットが登場し重力に反するようなハチャメチャなアクションが繰り広げられる。
砂嵐が生む画面一面にへばりつくノイズの中を失踪する姿は方向感覚はおろか平衡感覚も
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マイアミ・バイス(2006年製作の映画)

3.0

楽しく観れるがマイケルマンにしてはどうだろうというところ。最後の銃撃戦あれで良かったのかしら?
テレビシリーズ観てないけどファレルとコンリーはミスキャストだと思う。ファレルのマイアミチームの存在感がコ
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波紋(2023年製作の映画)

4.0

緑名水含め濁りのない精神的高潔さを目指す比喩的宗教アイテムに埋もれるように暮らす依子とは反対に清掃員は大地震を機にゴミに埋もれて暮らす。信者仲間に見せていた薄汚れた見栄は鳴りをひそめ震災を機に変貌した>>続きを読む

苦い涙(2022年製作の映画)

3.0

フランソワ・オゾン監督初見。

リメイクの元となる戯曲の再映画化らしくほぼ室内で展開する。所有欲の権化である映画監督が美少年を招き入れて同棲し思い通りに行かず酒に溺れて行く。最後は身内を室内に集めて破
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怪物(2023年製作の映画)

3.0

物語は個々は至ってまともに見えるが不条理な組織や集団の行動原理がタコツボ化しているつまり学校職員達ママ友仲間達学生達という集団の行動様式の元になる物事の認識が縦割りに分断されていて横断的な通念が存在し>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.0

ダーレン・アロノフスキー監督初見。

冒頭から90分間映像は悪くないが話がほとんど展開しない。医療を拒否し続けて自身の肥満が原因で死にかけてる主人公の主張は一貫して「自分の正直な意見や感情を表現しろ」
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

2.0

シャーロット・ウェルズ監督初見。

何故か誕生日にコンプレックスがある父が自身の誕生日に普段会えない娘をつれだしてトルコのショボいリゾートでダラダラ過ごしていた労働者階級のスコットランド人親子の夏のバ
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私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

2.0

トマーシュ・ヴァインレプ監督初見。

コミュ症のオルガちゃん。
他人とは分かり合えない←みんな知ってる。
社会が邪悪な行いをするからその仕返しとばかりに大量殺戮←中二病。

YES! この時分
YES
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

2.0

「物語」は高度に発展した科学に取って代わられメタファーつまり記号としてのみ存在するしかないとするアリシア。一方魔法使いは「願いを叶える」という業を背負いそれを果たすまで何世紀にも渡って沈黙と覚醒を繰り>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.0

トッド・フィールド監督初見。

指揮者が音楽に時間を与え進めるという持論を展開していたターがヘッドホンをつけてプロジェクション内容と同期するようにゲーム音楽を指揮する一種のロボットになるアジアでの再ス
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AIR/エア(2023年製作の映画)

2.0

ベン・アフレック監督初見。白眉ちゃん@Haruhito27
のレビューが作品よりも良い。演出は観てらんない退屈。ベンの中年CEOの役は良かったよ。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

1.0

ポール・バーホーベン初見。宗教譚をダシにしたコメディ。ハリウッド経験者らしいスペクタクルにはスペクタクルの音楽を合わせるショボイ趣向が好みの監督作品でも最後まで観れたのは裸体と綺麗な街並みのおかげ。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

1.0

普通の社会生活には馴染めないが殺しだけは一流のティーンの殺し屋2人が共同生活を始めて上手く社会に適合しながら殺戮を繰り返すと思いきや!度々ヤクザに絡まれながらだらだらモラトリアムを継続しつつ突発的に殺>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

2.0

愛とエロスがテーマ。王家衛のなかでもマシな方。1時間でも長く感じたな。
落ち目の高級娼婦とそれに尽くす仕立て屋の男。よく降る雨と自分で仕立てた女のドレス。叙情的と呼びたいんだろうけどベタで疲れる。

夜の河 4K版(1956年製作の映画)

2.0

吉村公三郎初見。ただの歴史資料。
京言葉と着物のうごき。この頃の女はボッティチェリのヴィーナスのように首から腰にかけて曲がってて動作が所作と有機的に結びついているから好き。上原謙の老けメイクで色気を隠
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

3.0

長いしいらないシーンいっぱいでも観てよかった青春群像物語。コテコテのロシアン。正教の慣習と戦争相手あとデニーロも?伊マフィアの印象が強くてなんかごめんロバート。結婚式で仲間内の関係性を描き戦争はロシア>>続きを読む

七人の侍(1954年製作の映画)

3.0

黒澤は男女が絡む描写が稚拙でうんざりする。禁断の恋が炎のように燃え上がるみたいなバカかと思う。尺も長過ぎ。序盤の侍達をリクルートするあたり観るのがだるい。あと中盤の野武士に身体売った元村民女を掘り下げ>>続きを読む

近松物語(1954年製作の映画)

5.0

10年来の願いが叶い映画館で初鑑賞🥲

史上最高を再認識

泣いたり感動したりする余裕を与えない
画面の構成と緊張感に圧倒されて身体がのけぞった
桂離宮の建築その緊張感に震え慄いて以来の感覚

恐らく
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.0

今で言う「メタバース」が個人の夢を侵食し最終的には現実と夢の境界が無くなりカオスになる話。個人の脳に生起する夢や妄想を反映させたメタバースを構築して望めばアクセスできるようなプラットフォーム。これを精>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

2.0

あなたは気付いただろうか?誘拐された少女がニコラス・ケイジを「f★★king legend」と呼んだ冒頭のシーンから我々は魔法にかけられていると?

架空の自分を演じる私生活がズタボロのニコラスは言う
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

1.0

わいの萎える短竿

わいの玉玉ヒュンヒュンいっとる

史上最も「男」であることを感じる映画

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.0

物語に複雑性を感じない。
トラビスはベトナム帰りの不眠症で「再起的/自己言及的」な性格をもっていることは友達の少なく独白が多いことからわかる。大統領候補支援者ベッツィと娼婦アイリスとの会話で浮き彫りに
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

1.0

マッティ ゲショネック監督初見。会話劇熟睡。masososoさんのレビュー@tattemiru223
で背景頭に入れれば充分かな。

カリートの道(1993年製作の映画)

1.0

デ・パルマ相変わらず弛緩し切ってる。ファーストショットから観る気失せるものを作り続けることのできる才能があるとしか思えない。『スカーフェイス』もコイツか。

星のない男(1955年製作の映画)

3.0

所有するということに疎いダグラスは大事にしてきた鞍を早々に手放し金はすぐに散財所有権を可視化する有刺鉄線の設置に反対して牧場経営の話にはNoを突きつける銃は借り物の生粋の流れ者。結局鉄線設置側に寝返っ>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

2.0

デビット・リーチ監督初見。アクションは迫真に迫っていて凄かった。話自体はよくあるスパイもので裏切り二重スパイをあぶり出しながら展開する。このあるある話に差異を付ける為にレズビアン的な設定にしたらしけど>>続きを読む

ワース 命の値段(2019年製作の映画)

1.0

サラ コラジェロ監督初見。9.11遺族に対する補償金額の元になる数式の詳しい説明はないことから結果として社会の複雑さを垣間見る物語。被害者が将来に稼ぐであっただろう給料や仕事内容の社会に対する貢献をも>>続きを読む

Winny(2023年製作の映画)

1.0

松本優作監督初見。映画館で観なくても良い。拘置所の柵の間から垣間見る星空とかドラマかよ。この時代に裁判でニューラルネットワークのノードの話しても分からんだろうな今でも殆どの人がこのAIの基本的な仕組み>>続きを読む

心の旅(1991年製作の映画)

1.0

マイク ニコルズ監督。90年代のニューヨークは銃犯罪に巻き込まれる可能性が高く荒れていた時代。この時期に量産された映画館で観なくても良い映画。

東ベルリンから来た女(2012年製作の映画)

2.0

クリスティアン ペッツォルト監督初見。豊かな生活への期待と現実的責務を天秤にかけた女医の選択の物語。社会主義監視体制下、生活の合間に結婚指輪のカタログや逢引きの時に流れる音楽のようにモノや経験としてこ>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.0

ジョセフ・コシンスキー監督初見。IMAXで観るとより没入感があった。音も映像も凄まじかった。「追い」上映なんて聞いたこと無いし客入り凄まじい。相変わらずトム陰謀に立ち向かって核開発を遅らせて世界を平和>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

2.0

三浦大輔監督初見。娼夫って物語が新鮮だったけど、んー印象薄。