ながのさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ながの

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仮面ライダー対ショッカー(1972年製作の映画)

4.0

無茶苦茶映画。
だがそれがいい!

冒頭のこの装置があれば地球の地軸も変えられるぞ!
みたいなセリフから、こりゃもうトンでも映画確定だな!
って感じで観てるこっちをホントワクワクさせてくれる。

でも
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

介護のリアル。
今でも十分そうなんだけど、これから更に、そして確実に問題になるだろうテーマに真正面からぶつかってる作品。
エンタメとテーマ性──その二つを兼ね備えてる作品。
まさに映画という感じ。
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チェイサー(2008年製作の映画)

3.8

胸糞サイコサスペンス。
こういう映画作らせると韓国上手いよなぁ。

犯人のサイコっぷりが良い。
この手の映画は犯人の存在感は結構肝だよなぁと思わされる。

ただ、警察の無能っぷりがちょっと突き抜けすぎ
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.2

ただひたすら淡々と、病んでる二人の会話が続く映画。
とにかくローテンションで体調いいときに、集中できる環境で見ないと置いていかれる。

ラストの手紙に関するセリフが、残酷さと怖さがない交ぜになっててゾ
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6日間(2017年製作の映画)

3.5

交渉と突入のための訓練、その二つを交互に描き続けるロンドンイラン大使館占拠事件映画。
緊張感はなかなかいい。

ただ、常にローテンションで、BGMもなしで、淡々と──って演出が、いつものネトフリオリジ
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ヘロイン×ヒロイン(2017年製作の映画)

3.0

薬物でバッタバッタと人が死んでく街。
そんな状況を何とかしようと頑張る女性たちのドキュメンタリー。

薬だめ絶対としか言えない。

ただ、大変だねぇで終わっちゃうようなあっさり感あり。

短編なのでそ
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ロストガールズ(2020年製作の映画)

3.5

実録事件映画。
とにかく警察が酷すぎる。
被害者が売春婦だからってことで捜査をする気がはなからない。
映画に出てくる警察は無能ってのは常識だけど、リアル警察も無能すぎるだろ。
初動が悪すぎ。

映画と
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日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

3.5

玉音放送が流されるまでの紆余曲折を描いた映画。
日本帝国の葬式──これがあって今があるんだなと噛みしめさせられる。

古い日本映画にありがちな台詞聞きづらいってのが無かった点は良し。
ただ、やっぱり古
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グリズリーマン(2005年製作の映画)

4.0

自分大好き人間が、自分のナルシズムを満たすために熊保護だ!! とかいって、熊とともに暮らす自分を演出し続けた結果、熊に食われて死んでしまいましたとさ──としか言いようが無いドキュメンタリー映画。

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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

普通のセールスマンだったおっさんがスパイをする事になるって言う実話。
スパイ行為の緊張感とか危険性が非常に分かりやすく描かれている。
いい仕事しても、スパイなんて簡単に見捨てられるのね……ってことも。
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.0

モキュメンタリー感を減らしたことと、キャラが増えたことで前作よりも面白くなった国岡。

青春殺し屋ムービーとでも言えばいいのか?

毎度のことだけど、ホント会話センスがいいわ。
あと、ふざけててリアリ
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八甲田山(1977年製作の映画)

3.8

さ、寒い。
とにかく寒い映画。
指揮系統はしっかりしてなくちゃダメだ。
山でよく分からんのにコース変えちゃダメだ。

白い地獄とはよく言ったものだな。

CGとか無い時代にこれを撮ったのは凄まじい。
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EMMA エマ(2020年製作の映画)

3.3

しょーもねー。
私はなんでも分かってるのよ! みたいな賢しい貴族のお嬢様が結婚する話。
ほんとそれだけ。

とにかくお貴族様のお貴族様っぷりが凄い。
パーティーして、友達と遊んで、パーティーして……っ
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.2

自分の恩人を殺した男を弁護することになった弁護士の映画。
一体何故殺したのか?
何故殺されたのか?
っていう謎解きを軸に、主人公の人間関係を描いていく。

戦時の犯罪。
法律でそれは罪ではなくなってい
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

個人的には合いませんでした!
以上!!

ってだけだとあれなので少し感想。

ライダーと怪人の戦いは良かった。
ポンポンポンッと畳みかけるようにやってくれるので、テンポ感がよく、ライダーキックもダイナ
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.5

戦場爆弾処理班の日常映画。
爆弾処理する兵士をどこか突き放したような画作りで淡々と撮るという感じ。
ちょっとドキュメンタリー映画のような趣あり。

一見プロフェッショナルの仕事映画にも見えるけど、こん
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

あー、アカデミー賞取るなこれはと思った映画。
今のアカデミーが求めてそうな世界の総決算って感じ。
ただ、だからって面白いって訳ではなかったかな。

世界は多様性に充ち満ちてるけど、でも、だからなに? 
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Winny(2023年製作の映画)

3.8

私の好きな法廷映画。
事件の検証してる場面とか、したり顔の検察、警察をやりこめる場面が好きだから、この手の映画を観ることがやめられない。
実際、この映画でもその手の場面はあり。
ただ、だからといって最
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

5.0

名作戦争映画。
公開当時に観に行ってから今日まで、4、5回は観てる気がする。

そして何度観ても、いつも、なんでこれを日本人は撮れないんだろう? という気分になる。
それほどに、完璧な日本映画をアメリ
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

3.5

沖縄戦開始から終わりまでを淡々と撮ってる映画。
とにかくガンガン人が死んでく。
最初から最後まで死亡シーンばかり。
悲惨。

ただ、かなり感情を排除してる感じなので、心に深く突き刺さるダメージとまでは
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.5

カトリック神父による性的虐待事件の話。

聖職者が子供の無知と信仰心につけ込んで性的虐待を行うことの罪深さというのが非常によく分かる映画。
子供の頃に受けた傷は癒せるものではないということもよく分かる
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アイルトンセナ 〜音速の彼方へ(2010年製作の映画)

3.5

駆け抜けるようにいってしまったんだなぁ……。

アイルトンセナについて、短く、端的にまとめたドキュメンタリー。
セナについて非常によく分かる。
とは思うけど、端的すぎて表層をなぞってるだけかなぁとも。
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

4.5

愚かしい戦争を引き起こすってことの意味、戦争で負けることの悲惨さ、市街戦の惨たらしさ、色々なことを学べる映画。
一人の人間にすべてを委ねるって、どれだけ危険なことか──ってことを人類は学んできたはずな
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否定と肯定(2016年製作の映画)

4.2

法廷もの映画。
書類ぺらぺらしたり、言い合いして言い負かしたり──みたいなのが好きな人間には大好物映画。
もちろん最後の逆転までは結構苦しいシーンもあるけど、ラストはすっきりできるからこの手の映画は好
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.5

いかにしてドイツがナチスによる戦争犯罪を裁くことになっていったのか──という映画。
戦争犯罪を裁く。当然のことじゃん! と思うけど、実際問題戦争に兵士として参加していた人は多いわけで、並大抵のことでは
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.8

最近記者もの映画好きかもしれない! ということに気づいた。
書類めくったり、電話したり、直で取材したりってシーンになんか快感を感じるんだよなぁ。
この手の映画はだいたい巨悪に立ち向かって、最後はドーン
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

法廷映画かと思ったら拷問映画だった。
やってることが中世なんよな。
中世から進んで法治国家になったんじゃないのかよと思わざるを得ない。
まだまだ人間ってダメだなぁと思わされた。

映画としては、証言描
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.8

何でこんな目に遭わなくちゃならないんだよ。
理不尽すぎる。
戦争映画を観るたびに感じることだけど、本当にくだらない行いだと言わざるを得ない、
それでもまだ戦争やってる人間ってやつの愚かしさよ。

映画
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.2

戦争がどれだけバカバカしくてくそったれなのかをこれでもかってくらいわかりやすく描いた映画。
ラストの戦闘なんてその極地。

人の命は大事なもの。
でも、戦場ではなんの意味もないのかもしれない。

ゴミ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.2

超絶リアル戦争映画。
何でも撮れるスピルバーグ作品の中でも、至高の一本だってことは間違いないと思う。

とにかく戦闘描写が凄まじい。
戦争って地獄だなとこれほど突きつけてくる戦闘シーンはなかなかないと
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.5

人の愚かしさを記録した映画。
こんな事が歴史ではなく、現在だって起こっている。
日本でだって少し道を間違えたら簡単に起こってしまいそう。
それくらい人って学ばない。

現在進行形で起こっていても、それ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

スピルバーグの魂を感じる一本。
ストーリー映画ではあるけれど、どこか記録映画のようでもある。

人ってのはどこまでも愚かになれる。
こんなことが起きてたんだなと考えるだけで胸が締め付けられる。
ただ、
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

4.0

ハンニバルより羊たちの沈黙よりのレクターシリーズ。
うん、やっぱりこの方向性が好きだ!

ヤバいサイコからヒント貰いながら、別のサイコと対峙するってフォーマットはやっぱり面白い。
主人公はクラリスでは
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.0

それぞれ個性が違う三人の刑事が一つの事件を追い、やがてそれがきれいに収束していくっていう群像劇刑事映画。

とにかく画作りがオシャレですかっちょ良い。
ストーリー方面はごちゃごちゃしつつも分かりやすい
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.2

正直あんまり評価はできない映画。
羊たちの沈黙ありきな映画すぎるし、だからといって羊たちの沈黙の沈黙を期待すると方向性が違いすぎて肩透かしという感じ。
とにかくレクター博士推しストーリー。
ってことで
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

スピルバーグってやっぱり天才だなぁと改めて思わされた映画。
エンタメやらせても、社会派やらせても超一級品なんだもんなぁ。
しかも、社会派やりつつ、きっちりエンタメでもある。

実際に起きた出来事を良く
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