掛谷拓也さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

第二次世界大戦に従軍した一匹狼の老人ラッキーがカリフォルニア州の砂漠の小さな町で過ごす日常を描いた映画。90歳まで病気らしい病気もしなかった偏屈な無心論者が、ある日倒れたことで死を受け入れてゆく。毎朝>>続きを読む

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)

3.0

コロナ時期の大阪の天満橋を歩いていて、あまりの人のいなさに自分がウイルスミスになった気がして再鑑賞。内容を覚えてなかった。別エンディングもあると聞いたので見たい気がする。廃墟好きにもたまらん。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

劇場で見た。近代的自我のない共同体に現代の大学生がどう吸収されるかがテーマ。グロシーンはあるがホラー映画ではない。音楽や画像の歪みで観客の変性意識を実現させて映像世界に引き込む手法が抑制的に使われてい>>続きを読む

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.5

ジョン・グリシャム原作。アメリカの陪審員制度の問題を提起する作品。昔茨木市で乗ったタクシーの運転手が映画好きでたまたま乗り合わせた車で自分が焼いたというDVDをもらって見た。

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)

3.9

視聴者が少ないが良い作品。黒人運転手付きのリンカーンに乗って、金のためなたらどんな悪人も弁護する弁護士が主人公。キャラクターが良い。

売春婦を殺した容疑で逮捕され、無罪を主張する金持ちの息子を弁護す
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.1

ボストン近郊の小さな港町が舞台。テーマはグリーフケア。

ボストンを少し北に行ったマンチェスター・バイ・ザ・シーという人口5千人の町が舞台。ボストンで便利屋をやってる無愛想なリー(ケイシー・アフレック
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.6

勝つためには手段を選ばない考えるアメリカの女性ロビイストをジェシカ・チャステインが演じる。減らない銃乱射事件を背景に、銃購入希望者全員にバックグラウンドチェックを義務付ける法案を可決しようとするロビー>>続きを読む

ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

3.8

医者から正しく処方されたオピオイド鎮痛薬から中毒になり、薬を手に入れるために悪事に手を染めて売人もやり友人も中毒にして殺してしまった施設で治療中の青年が、抜け出してクリスマスイブに家族の元に戻る話。ア>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.4

マンハッタンのグランドセントラルステーションに通勤してくる北部のミドルクラスの様子が良い。コネチカットに叔母夫婦の家があり、郊外のメトロノースの駅周辺の風景が思い出された。

ソルト(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロシアで幼少期に訓練されてアメリカに潜入している潜入工作員が訪米中のロシア大統領暗殺、アメリカ大統領暗殺、アメリカの核でテヘラン、バクダッドを攻撃し、アメリカとイスラム諸国を永遠に敵対させようとする話>>続きを読む

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.8

米露の思惑に翻弄される独諜報機関。ハンブルクから密入国したイスラム系テロリストを泳がせてさらに大物を釣りたい主人公と、米露の思惑が対立。この手のスパイ映画が好きすぎていつまでも見ていられる。

ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

2.2

エロ要素ゼロ。適度なグロさあり。ストーリーに意外性あるけど、リアリティはないので気軽に見れます。こういう映画が必要な日だから見ました。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.5

ワイオミングのネイティブインディアン居留地での連続少女変死事件の実話に基づくミステリー。雪山での狩猟のシーンは禁欲的で美しく、真実が明らかになると闇はなおさら暗い。

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.5

怖さは前作の5分の1。サイキック同士が戦うのが幻魔大戦を思い出すしかなかった。