雨のなかの男さんの映画レビュー・感想・評価

雨のなかの男

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ナイト・スリーパーズ ダム爆破計画(2013年製作の映画)

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U-NEXTで鑑賞。原題のNight movesの方が良かったかと。ケリー・ライカート監督はこれまでの作品で度々「動的モチーフ」を取り入れている。車はもちろん歩いたりロバを引いたり馬に乗ったりする中で>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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U-NEXTで。娘と平日の夜更かし特別上映。どうしても比較せざるを得ないのだけども、ティム・バートン版と比べるとあの煌びやかな夢の工場の登場が少し遅く、全体的に英国風のどんよりとした画が続く。30分過>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

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U-NEXTで鑑賞。どこを切り取っても終始美しい映像が続き、ロードムービー特有の前進していく欲求に駆られる。かつて『イージー・ライダー』でルーク・アスキュー演じるヒッピーが言った台詞「都会はどこも同じ>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで鑑賞。前作二作はまぎれもないロードムービーの傑作だったが、本作ではそのロードムービーの考察をさらに深めた。停滞の旅の物語とでもいうべきか、ロードムービーにおいて最も象徴的な車は終始止まっ>>続きを読む

クレイジー・ママ(1975年製作の映画)

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ロジャー・コーマンがお亡くなりになったと聞いて。U-NEXTで鑑賞。ママ三部作で唯一観ていなかった作品だった。監督は『怒りの山河』のジョナサン・デミ、主演はクロリス・リーチマンでピーター・ボグダノヴィ>>続きを読む

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTでケリー・ライカート監督の作品を初鑑賞。こういうロードムービーも悪くないわね。『俺たちに明日はない』を彷彿させる物語だが、全体的に脱力していて行き当たりばったりの惨めさがにじみ出ている。逃>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

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U-NEXTで鑑賞。直前に『白い肌の異常な夜』を観たためか、とても物足りなさを感じた。老若男女問わず個々人の掘り下げが全体的に浅くなり、邪悪さがなくなっていた。コリン・ファレル演じるマクバニーは、かな>>続きを読む

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで。ソフィア・コッポラ版をこれから観るので復習。久々に観たが、こんなに面白かったっけと感動。映画的技法が盛り込まれていて、それだけでもう面白い。女性たちのモノローグやマクバニーの言葉と全く>>続きを読む

「僕の戦争」を探して(2013年製作の映画)

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U-NEXTで鑑賞。ナタリア・デ・モリーナまじ美しい。超可愛い。俺の数少ない語彙をさらに貧弱にする。ああ、もう超美人。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

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Disney+で娘と鑑賞。割と序盤から魔法の力で動植物たちがベラベラ喋って歌ってる姿が印象的だった。『リトルマーメイド』のような人外の世界ならいざ知らず、歴代のプリンセスたちがその心の清らかさで意思疎>>続きを読む

猫の恩返し(2002年製作の映画)

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金曜ロードショーで。娘と鑑賞。この映画はいつ観ても短い尺で、収まりが良くていいね。猫がいっぱいで娘も満足。ところが終盤になるや否やハルとバロンの二人を見て「いつ結婚するの?!」ときやがった。これは5歳>>続きを読む

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで鑑賞。ヒッチコックの『裏窓』と同様に「覗き見」を主題とする映画だった。ガーリーな雰囲気とは裏腹に、物語は少年たちの欲望と好奇心の眼差しで見た世界と、その回想からなる観察記として語られる。>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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映画館で鑑賞。被爆国、日本人を代表するような感想は特にない。でもさすがにジャパンの言葉が出てきた時は動揺したな。きつかったな。我が兄弟は教科書よりも映画と父の言葉と、戦争帰りの会ったことない曾祖父ちゃ>>続きを読む

ハモンハモン(1992年製作の映画)

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U-NEXTで。この映画を観終わってからGoogleで「獣 意味」と獣に関する言葉を検索。自分の語彙にないこの妙な違和感に囲いをつけて形づけたく、ようやっと見つけた言葉は「獣欲」。動物的な欲望や性欲の>>続きを読む

さすらいの二人(1974年製作の映画)

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DVDで観たよ。ミケランジェロ・アントニオーニ監督は『欲望』しか観たことがない。けれど、どことなくそのエッセンスを本作にも感じた。レンズ越しに覗き見る世界は何を映し出すのか、というテーマは『欲望』に通>>続きを読む

劇場版 名探偵ホームズ デジタルリマスター版(1984年製作の映画)

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U-NEXTで。娘と鑑賞。自分が小さい頃、おじの部屋でTVシリーズを見せてもらったなあ、と懐かしく思い再生。今にして思えば、おじの部屋は洋画も邦画もジブリもディズニーもなんでもソフトがあって、遊びに行>>続きを読む

私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

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クリス・エヴァンスがキャプテンアメリカになる前より早く、後のブラックウィドウこと、スカーレット・ヨハンソンは独立記念日に星条旗を身にまとっていた、という話。ではない。ラスト、屋上でクリス・エヴァンスと>>続きを読む

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで鑑賞。ああ、なんてくすぐったくて愛おしい映画なんでしょう。高級ホテルで缶詰めの生活で、大して居心地もよくない東京の街を見下ろしながら、二人の男女が孤独を分かち合う。そこにベッドがあるから>>続きを読む

カラマリ・ユニオン(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで鑑賞。これはロードムービー…なのか?だとすれば自分の認識を改めなければいけない。ロードムービーにおいて旅は主人公の唯一無二の身体を路上に晒し、気候や景色の変化と共に自己を見つめる性質を持>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

U-NEXTで鑑賞。言葉で通じ合えない兄と旅をするという、二人でありながらも弟のある種の孤独感を描いたロードムービー。ロードムービーがジャンルの性質上、家庭の置き去り、あるいは崩壊から始まるのは去るこ>>続きを読む

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