AONIさんの映画レビュー・感想・評価 - 86ページ目

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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.5

いわゆる社内権力争いや業界の内幕を描く企業エンタメもの。消えた謎のベストセラー作家の行方や出版メディアの現状をスピーディーに描いていて飽きさせない。

あくまでピュアに本(出版メディア)を愛するヒロイ
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東京湾/左ききの狙撃者 東京湾(1962年製作の映画)

3.5

いかにも戦中派らしい、叩き上げのシブとい刑事。こんな役柄を演じさせると西村晃は無敵。

驚異的な復興を遂げた東京で再会した、戦後の変化の荒波に乗りきれなかった男2人・・・この結末はかなりショッキング。

白昼堂々(1968年製作の映画)

3.5

倍賞千恵子のキュートな魅力が全開。僕も彼女と“契約”したい! しかし、本作で一番株を上げたのは藤岡琢也でしょうか。

退職するつもりが、馴染みの泥棒達に会う内に俄然やる気が出るベテラン刑事、有島一郎が
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宮本武蔵(1973年製作の映画)

3.0

本位田のオババ怖すぎ! 何もしなくとも、不遜な態度と野心が溢れ出る田宮二郎の佐々木小次郎は必見。 しかしフランキー堺の又八役は無理があるぞ!

本作の年齢設定は凄い!フランキー堺が又八役で、任田順好が
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危険な女たち(1985年製作の映画)

2.5

“危険な女”は明らかに一人しかいないんですけど・・・。

寺尾聰にプレイボーイ役を演じさせるのも無理があるような・・・。

ねずみ小僧怪盗伝(1984年製作の映画)

3.5

夢遊病のねずみ小僧、ヨボヨボのむっつり右門、ホスト系の遠山の金さん等々、お江戸の有名人が多数登場するお祭り映画。

ハイライトの乱闘劇では何故だか小川真由美が七変化するサービス付き。当時の女性人気デュ
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真夜中の招待状(1981年製作の映画)

3.5

疲労した現代人の心に忍び寄る、闇からの囁き。 予知夢、心霊写真、催眠術・・・。オカルトと心理学を巧みに融合させ、中盤までは相当に見応えがある。 自分の指の組み方が気になること必至!

鑑賞している途中
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神戸国際ギャング(1975年製作の映画)

2.5

どこが国際ギャングなの?
最大の見せ場はアクションではなく、文太とピン子による獣の如き絡み! 
いつもの実録路線とは違った、青春映画の如くどこかほのぼのとした音楽と雰囲気は好き。

暴力金脈(1975年製作の映画)

3.0

ヤクザとは違う総会屋の生態を描こうとした中島貞夫の意欲作・・・なんだろうが、カラオケにいそしむ丹波哲郎&変態コスプレを楽しむ若山富三郎が拝める異色作として、私の記憶に熱く刻み込まれた。

皇帝のいない八月(1978年製作の映画)

3.5

渡瀬恒彦のゴーマニズム宣言。滝沢修と佐分利信の「怪物」ぶりがいい。

令和になった今こそ、再映画化を熱望したい内容。昔に比べて、政治家も俳優も小粒になりましたが・・・。

事件(1978年製作の映画)

3.5

「嘘をいっちゃいけない!」丹波哲郎の鋭い証人尋問にシビれる。

まだ新人だった永島敏行の自信なさげで素人くさい演技が、なにか真相を隠しているような被告人のリアルな雰囲気を出していて逆に良かった。

暴力教室(1976年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『あぶない刑事』にも「あぶない不良生徒」の時代があったんです。

暴力教師と暴力生徒の対立と思いきや・・実は生徒会や権力側と対決していく・・・という展開が、いかにも1970年代の漫画コミックのような世
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出所祝い(1971年製作の映画)

3.5

2人組の女殺し屋。過去の事件の背後に潜む策略。“義理と人情”を全面に押し出した東映路線とは違って、ミステリアスな雰囲気とサスペンス風味の味付けで楽しませる東宝仁侠映画。これはこれで成功だと思う。しかし>>続きを読む

沈黙 SILENCE(1971年製作の映画)

3.5

主人公を救おうとしない「神の沈黙」に耐えて耐えて鑑賞する中、まさかの役柄で登場する丹波哲郎が全てをかっ攫う。まさかのキャスティングに有無を言わせぬ圧倒的存在感。やっぱ凄い俳優だ、丹波さんは。
そして、
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ポルノ時代劇 忘八武士道(1973年製作の映画)

3.5

「生きるも地獄、死ぬもまた地獄」

照明の使い方が鮮やか。ポルノという名目でスプラッター時代劇が撮りたかった石井輝男。

下郎の首(1955年製作の映画)

4.0

絶対的な主従関係、仇討ちの不条理。江戸期の封建制度を鋭く批判した気骨ある物語。 仇に間違えられる丹波サマが何気に格好いいぞ!

東京夜話(1961年製作の映画)

3.0

育ちのいいブルジョワ青年を演じる山崎努。 ダメなヒモ親父を演じる芥川と同様、今見ると貴重ですわ。

この面白いキャスティングから長年見たかった作品でしたが、鑑賞後の感想としてはストーリー的には余り面白
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