あすみさんの映画レビュー・感想・評価

あすみ

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アバター(2009年製作の映画)

3.3

未来の話ではあるけれど、残酷な歴史を見ているかのような感覚になった。
人の幸せは他人が決めてはいけないのに自分の価値観でしか推し量れない。
多文化共生社会の実現なんてまだまだ先の話と考えさせられるスト
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

出会ったら、必ず別れがくる。
そのことを意識しながら付き合っているカップルなんて、ほとんどいないんだろう。

ただ、それを意識せざるを得ない映画だった。

人は数年たてば、よくも悪くも変わっていく。変
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片袖の魚(2021年製作の映画)

-

34分の短編映画
東海林監督が、「できるだけ上映会には出向くようにして、解説をしている、でないと作品だけでは伝わらないところがある」と。
差別意識なく差別意識をもっているひとにはたしかにこれはところど
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.2

1作目のわくわく感とも、2作目のシリアスなドキドキとも、またがらりと変わる盛り上がり方。
ハリー・ポッターの世界と繋がってるってことを強く感じたのも今作が強い。

残り2作というけれど、続きが気になる
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河の恋人(2006年製作の映画)

3.6

音がずしんとくる。不協和音のメロディーが不安を煽る。
主人公含む演劇部は開演の5時間前に集まってそこからの時間の過ごす。
もちろん映画は2時間とかなんだけれど、私もその5時間をずっと観ていたような感覚
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遠くの水(2014年製作の映画)

4.0

25分くらいの短い映画。
地方から上京した主人公の数日間を切り取ったストーリー。
え、ここで終わるの?と最初は驚いたが、この映画のよさはたぶん観た後直後ではなくあとからじわじわと良さを感じるタイプ。
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ひかりの歌(2017年製作の映画)

4.4

4章からなる映画。
それぞれ原作の短歌があり、それぞれの章は全く別かと思えば、ゆるやかにつながっていた。
全体を通して、「いってらっしゃい」「いってきます」「おかえり」「ただいま」
という言葉が繰り返
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.9

いそうでいなさそうで、やっぱりどこかにいるんじゃないか、そう思えるような魔法動物の動きや見た目。
メイキング映像を観ると撮影方法や衣装について知れるのも楽しい。

ハリー・ポッターと同じ世界(過去の話
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春原さんのうた(2021年製作の映画)

3.8

起承転結というよりは、承承承承、かもしれない。
ストーリーのようで、時々話が途切れることがある。これは映画なのに、歌集っぽいところだ。
モノローグは一切なく、会話もない時間が多い。
その代わり、いろん
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.6

原作 森絵都さんの『カラフル』
ずーっと昔に読んだため、また読み返したい。
大筋のストーリーは同じだが、設定は結構異なる。
[人生は長めのホームステイ]の言葉は印象的。
中高生にぜひおすすめしたい映画
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

同性愛とかそういう話じゃなくて、ただ同じ性別の人を好きになっただけ。
見えなかったら、特に関係ないなって思った

ラスト、冷やかされたときに手をつなぎ直すところと、自転車に乗るところが、それまでの伏線
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.3

エンドロールがよい。
感情移入はできなくて、他人事みたいに物語を観てしまったけれど、それは潜在的に自分と違うものを排除してしまう気持ちがあったからで、それが生きづらさを生んでいると反省。